ジェラートは、イタリア語で「凍った」という意味を持つ氷菓。 発祥はフィレンツェ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%88
「ジェラートはイタリア語で「凍った」という意味を持つ氷菓。」この一文に、イタリアの食文化の奥深さが詰まっています。
そして、日本のアイスとは全く違う、もっちりとした唯一無二の食感は、まるで魔法のよう。
実は、ジェラートの本場であるローマには、観光客が知らない隠れた名店が数多く存在します。
この記事では、私たちが冬にローマを訪れても食べ歩きをせずにはいられなかった、本当においしいジェラートショップだけを厳選しました。
これを読めば、あなたもローマで最高の「凍った宝石」に出会えるはずです。

おいしすぎて、わたしたちがイタリアへ訪れたのは一月でしたが、みんな外で食べ歩きしています。
寒さも吹っ飛ぶ美味しさ!
ここで紹介するお店は、主要観光地から すべて徒歩圏内にあります。
第一弾はこちら
ローマのジェラートを食べつくす!おすすめショップ「Giolitti」【伊語フレーバー解説付き】
The Gelatist Via Nazionale 160

こちらも、ローマが誇る有名ジェラート店! チェーン店なんですが、この店舗は群を抜いておいしくて評価もすばらしいです。
2023年6月現在 口コミ数1,300件・星4.6の 人気を誇るローマのジェラート店です。
こちらは トレビの泉から コロッセオへ向かう道中にあります。 少し寄り道して、歩きながら食べることも可能です。
トレビの泉⇔(10分)⇔ジェラート⇔(10分)⇔コロッセオ

このようにジェラートの上にフルーツやナッツ、クッキーがのっていて、新鮮さはもちろん写真を撮る手も止まりません。

まずはコーンのサイズや種類から選んでください。チョコがついているコーンもあります。
ジェラートの歴史は意外と古い?王族も愛した本場の「凍った宝石」

ジェラートの歴史は、紀元前の古代ローマ時代まで遡ります。
当時の人々は、アペニン山脈の雪を運び、ハチミツや果汁を加えて冷たいデザートとして楽しんでいました。
しかし、私たちが知る現代のジェラートの原型が生まれたのは、ルネサンス期のフィレンツェです。
- かの有名なメディチ家が主催した宴会で、建築家であり料理人でもあったベルナルド・ブオンタレンティが、卵黄と砂糖を使った特別なジェラートを披露しました。
- これが評判となり、ジェラートはイタリア王族の特別なデザートとしてヨーロッパ中に広まっていきます。
その後、17世紀にシチリア出身のフランチェスコ・プロコピオが、パリに初のカフェ「プロコップ」を開き、ジェラートを一般に販売し始めました。これにより、ジェラートは貴族だけでなく、庶民にも愛されるデザートへと進化を遂げたのです。
プロが教える!本当に美味しいジェラートを見分ける5つのチェックポイント

せっかく本場のローマに来たのなら、本当に美味しいジェラートを味わいたいですよね。
残念ながら、観光地には偽物や添加物が多いジェラートも存在します。
ここでは、ジェラートの専門家が教える、失敗しないお店選びのコツをご紹介します。
ショーケースから山のように高く盛られたジェラートは、一見すると魅力的ですが、実は大量の空気や安定剤、人工的な色素が使われている可能性が高いです。
本当に新鮮なジェラートは、溶けやすいため、平らな容器に収まっているものが多いです。
ピスタチオが蛍光緑色、バナナが鮮やかな黄色など、自然にはありえないほど色が濃いジェラートは、着色料が使われている証拠です。
素材本来の色、例えばピスタチオなら茶色や薄い緑色、バナナならややくすんだ色をしているジェラートを選びましょう。
本物のジェラート店は、その時期に旬を迎える果物を使ってジェラートを作ります。
例えば、冬にイチゴやメロンのジェラートがあれば、それは冷凍果物を使っている可能性が高いです。
季節ごとにメニューが変わるお店こそ、質の高いジェラートを提供している証拠です。
ジェラート店に入ったら、ショーケースの奥を見てみましょう。
本当に美味しいジェラート店は、手作りのジェラート工房が併設されていることが多いです。
活気のある工房で職人がジェラートを作っている様子が見えたら、それは信頼できるお店のサインです。
フレーバー各種

- Kinder Cereali : 「キンダーブエノチョコレート」というチョコ商品の味です。イタリア語で「キンダー チェリアーリ」です。
- Croccante Amarena / Cherries and Nuts Brittle : 「クロッカ・カンテアマネーラ」というアイス商品の味です。チェリーとナッツのブリトル( ナッツが入ったカラメル生地をバット等に流して固め、割って食べるキャンディー )が入ってあります。(アイスの公式サイト)
- Staracciatella / Milk and chocolate chip : バニラとチョコチップ味です。イタリア語で「ストラッチャッテッラ」です。イタリアの伝統的国民的なジェラートのフレーバーで、どのお店にもあります。食べ比べに向いています。※おすすめ
- Caramello Salato / Salted caramel : 塩キャラメル味です。イタリア語で 「キャラメッロ・サラート」。
- Banana : バナナです。
- Mango : マンゴーです。
- Ananas Menta E Zenzero / Pineaaple mint and Ginger : パイナップルとミントと生姜味。イタリア語は「アナナス・メンタイ・イ・ゼンゼロ」です。
- Fragola / Strawberry : Fragora(フラーゴラ) はイタリア語で イチゴ です。
- Passion Fruit / Maracuja : パッションフルーツです。「マラクーヤ」です。
- Melone / Melon : メロンは イタリア語で「メローネ」です。
- Kiwi E Lime / Kiwi and Lime : キウイとライムです。イタリア語で「キウイ エ ライム」。
- Mela E Cannella / Apple and Cinnemon :リンゴとシナモン味です。イタリア語で「メイラ エ カンネラ」です。
- Macedonia / Fuit salad : フルーツサラダ味だそうです。イタリア語で「マチェドーニア」。
- frutti di bosco / Wild Berryies : ブルーベリーやラズベリーなどのミックスベリーの味です。イタリア語で「フルッティ・ディ・ボスコ」。意味は「森の果実」
- Limone / Lemon : レモンです。イタリア語で「リモーネ」

- Nocciola Piemonte IGP / Hazelnut : ヘーゼルナッツ味です。イタリア語で「ノッチョッラ ピエモンテ IGP」です。「ピエモンテ州」というイタリアのヘーゼルナッツの有名な産地があります。IGPはヘーゼルナッツの高級品表示です。
- Nocciola Con Latte Di Risso / Rice Hazelnut : ライスヘーゼルナッツ味です。イタリア語で「ノッチェッラ コン ラテ ディ リッゾ」。
- Sapori Di Sicilia / Almond Orange and Pistachio :アーモンドとオレンジとピスタチオが入っています。イタリア語で「サポーリ ディ シチリーア」です。意味は「シチリアの味」です。※お店で一番人気!
- Zabaione / Eggnog : 牛乳ベースの甘いジュースの味です。イタリア語で 「ザバイオーネ」。牛乳、クリーム、砂糖、溶き卵で作られ、挽いたシナモンとナツメグを入れる欧州の年末の飲み物です。
- Snickers : あの有名な スニッカーズ味です。
- Cafe Arabica / Coffee : コーヒー味です。イタリア語で「カフェ アラービカ」
- Pistaccio Sicilia 100% / Pistachio : ピスタチオ味。イタリア語は「ピスタッキオ」です。※おすすめ!
- Nutella : 欧州のチョコレートジャムの「ヌッテッラ」です。
- Tiramisu : ティラミスです。
- Cremini Al Burro D’arachidi / Peanut Cremino : イタリアのピーナッツジャム味です。 イタリア語で「 クレミニア ブル ダレーテリ 」です。
- Chocolate Al Latte / Milk Chocolate : ミルクチョコ です。イタリア語で「ショコラッテ ラッテ」。
その他お店の写真

一番小さいミニコーン(フレーバー一種類)は €0.10 (15円くらい)です。

スニッカーズ味の上に ピーナッツがゴロゴロ

クッキーもゴロゴロのっています。

注文すると、手早くとってくれます。

店の中で食べることもできます。カウンター付きです。
これはミニコーンのピスタチオ味です。濃厚でほっぺが落ちてしまいそうでした。
お店の場所
ぜひトレビの泉やコロッセオを見ながら食べてみてください!
※トレビの泉は飲食物をもっているとき、一定距離離れたところで見なければなりません。警察官が笛をふいて注意します!

まとめ
この記事では、The Gelatist Via Nazionale 160のジェラートの魅力をご紹介しました。
ローマ市内の主要観光地からも徒歩圏内にあるので、観光の合間にぜひ立ち寄って、本場のジェラートを味わってみてください。
「本場のジェラートは堪能した!」「もっと他のローマグルメも知りたい!」そう思った方のために、ローマのおすすめグルメを徹底的にまとめた記事をご用意しました。
こちらの記事を参考に、あなたのローマ旅行を最高の食体験にしてくださいね。
ジェラートでローマの食の虜になったあなたは、きっと他のグルメも知りたくなったはず。こちらでローマの絶品グルメをまとめてチェックしましょう。
本場のジェラートを味わった後は、食事の裏技やマナーも知って、旅の食体験をさらに充実させませんか?
ローマのグルメを制覇したら、次は旅行全体の準備です。この完全ガイドを読んで、後悔しない旅にしましょう。