「海外移住してみたい」
「なんとなく海外生活に憧れる」
「英語ができなくても海外で働ける仕事ってあるのかな?」
こんなふうに思ったことがある人へ。
この記事では、学歴もキャリアも語学力もなかった新卒の私が、日本語教師として台湾で就職・移住した体験談を赤裸々に語ります。
結論から言うと、日本語教師は資格なし・未経験でも海外で働ける数少ない仕事のひとつです。
特に台湾は、日本語学習者が多くて治安もよく、日本人にとって住みやすい国です。
この記事は、次のような人に向けて書きました:
- 海外移住に興味があるけど、具体的な方法がわからない人
- 「海外に行ってみたいけど、自分には無理かも」と思っている人
- 就活がうまくいかず、人生を変えるキッカケが欲しい人
- 英語が苦手で欧米を諦めた人

「海外に行きたい」けど、私には何もなかった
大学卒業が近づくにつれて、「若い20代、ずっと日本にいてもいいのか?」という気持ちが膨らみました。
でも私は、特別なスキルも、語学力も、資格もない普通の大学生でした。
いろいろ調べてみても、海外で暮らす方法といえば──
- 大手企業に就職して海外赴任
- ドイツなどでお店を開けるレベルの専門資格を取ると国からビザがもらえる(美容師とか)
- 現地の人と結婚して移住
- 国際結婚後のパート勤務やアルバイト
正直、どれも自分には縁遠い話に感じました。
韓国に仲のいい友人がいたので、韓国移住も考えたことがあります。
でも、韓国は現地の人ですら就職が難しい国。
資格も語学力もない外国人が働けるなんて無理だと思いました。
ヨーロッパにも憧れていたけど、情報を探しても**「現地で結婚してバイトしてます」みたいな募集や体験談ばかり**。
遠いし、生活コストも高いし、「家や生活費のこととか大丈夫?」と不安ばかりで、怖くて踏み出せませんでした。

「資格なし・未経験でも、日本語教師として海外就職できる理由」
「海外に住んでみたいけど、仕事がない」「英語も話せないし、特別なスキルもない」
そんなふうに思っていた頃の自分にとって、日本語教師という仕事は唯一の希望でした。
実は、日本語教師という職業は、国家資格が必須というわけではありません。
特に海外では、日本語教育に関する人材がずっと不足していて、未経験や資格なしでも採用してくれる学校が多くあります。
私が実際に就職活動をしていたときも、「日本語教師 求人」「海外移住 仕事ない」で検索しながらたどり着いたのが、こうした求人でした。
使った求人サイトは「日本村」
就活中だったので、大学の先生といっしょに日本村の求人情報をみていたので、そこまで怪しくない且つ信頼できるサイトです。
🧠 「就活がつらすぎて無理」そんな自分が最初に見つけた“逃げ道”
このページを読んでいるあなたは、もしかしたら今年度か来年度に卒業予定で、就活にすでに疲れてしまっているかもしれません。
もしくは、説明会や面接の空気がどうしても合わなくて、「もうこの流れに乗れない」「他の道を探したい」と思っている方かもしれません。
実際、私もそうでした。
日本の就活の仕組みにうまくなじめなくて、あの“戦争みたいな空気”に飲み込まれるのが怖くて、気づけば海外に目を向けていました。
何か夢があったわけじゃなくて、正直「逃げ場所を探していた」というのが本音です。
でも、そんな気持ちで飛び込んだ日本語教師の仕事が、思っていたよりずっと現実的で、自分にもできる仕事だったというのが、ここでお伝えしたいことです。

特に契約期間が何年か(契約期間内の帰国や退職は罰金がある)は、初海外の人は本当に大切です。
わたしの時代は(2018年前後)は、一年契約の会社が多かったですが、一年して厳しさや慣れなさから帰る先生が多かったようで、最近は二年契約の会社が増えました。
🎯 「日本語教師」は、資格なし・語学力なしでも海外就職しやすい仕事のひとつ
「海外移住したいけど、仕事がない」
「英語も資格もない自分でも、海外で働ける方法ってあるのかな」
そんなふうに感じている人には、日本語教師という選択肢がひとつのヒントになるかもしれません。
実際、私もスキルも自信もない新卒の状態で、台湾の日本語学校に採用されて海外移住が実現しました。
特に台湾や東南アジアでは、日本語教師がずっと人手不足の状態が続いています。
その背景には、慣れや厳しさから**「海外にずっと住みたい日本人が少ない」**という現実があります。
現地採用で働いても、数年で帰国する人が多いため、常にどこかで日本語教師の求人が出ている状況です。
「海外に行きたいけど、語学もスキルもないから無理だ」と思っている人こそ、日本語教師という海外就職の入口を、一度のぞいてみてもいいのかもしれません。
「日本語教師って資格が必要なんでしょ?」
「日本語教師になるには養成講座や検定が必須なんじゃないの?」
そんなふうに思って、海外移住や海外就職の選択肢から日本語教師を外してしまう人は多いかもしれません。
でも、実際の採用現場では「資格なし・未経験でも採用されている人」がたくさんいます。
しかも私の代は珍しく、新卒の女の子が4人採用されていて、
そのうちの1人は資格なし・未経験。
私は一応資格を持っていたけど……
正直、その子が一番教えるのうまかった(笑)
結局のところ、「教え方がうまいかどうか」は、人柄や伝え方、相手に寄り添う力によるところが大きいと感じました。
たしかに、日本語教育能力検定試験や養成講座修了などの資格があれば、書類選考で有利になることもあります。
でも実際、私自身も「教えたことなんて一度もないし、語学力もたいしてない」という状態からのスタートでしたが、現場で丁寧に育ててもらえる環境があったので、安心して働き始めることができました。
💰 給料は安いって聞くけど、現地で本当に生活できるの?
「海外移住してみたいけど、仕事がないし、給料が安いって聞くから不安」という人も多いと思います。
特に、資格なし・新卒で日本語教師として働く場合、ちゃんと生活していけるのかどうかは気になるところですよね。
たしかに、現地の物価で見ても「高収入」とは言えません。
でも実際に働いてみると、学校側が新しい先生の生活をしっかりサポートしてくれる体制が整っていました。
たとえば私のケースだと:
- 家は学校が事前に手配してくれました
- 着任直後の生活用品の買い出しも車を出して付き添ってくれました
- 家賃を払って、毎日の食費にも困らない程度の給料が保証されていました

たしかに、日本で会社員をしていたときのような贅沢はできません。
でも、「何も持たずに台湾に来た新卒」でも、ちゃんと暮らしていける最低限の安心感はありました。
むしろ、「海外移住したいけど仕事がない、語学力もない」という人にとって、こうしたサポート体制があることは大きな後押しになると思います。
移動費が節約できる旅行だと思えば、生活するように旅行するのが好きな人におすすめかも
🌱 おわりに:スキルも自信もなかったけど、「海外で働きたい」という気持ちだけで動いてみた
私は、特別なスキルも語学力も、誇れるような学歴や資格もありませんでした。
就活も正直つらそうで、**「海外移住したいけど仕事がない」**と悩むばかりの日々。
でも、なんとなく「新卒で日本を飛び出したら、何かが変わるかもしれない」と思って、思いきって動いてみたんです。
「海外で働く経験があれば箔が付くかも…」とか、「ちょっと人と違う経歴ができるかも」という下心も、正直ありました。
そんな気持ちでも、実際に台湾で日本語教師として働いてみて思ったのは、
やっぱり、動いてみないと何も始まらないということです。
資格がなくても、経験がなくても、「海外で暮らしたい」「一歩踏み出したい」という気持ちがあれば、道は開けると実感しました。
特に台湾や東南アジアでは、日本語教師の求人が多く、人手不足が続いている状況なので、
「今すぐにでも海外に出たい」という人にとっては、本当に現実的な選択肢です。
「資格なしで海外移住できる仕事ってないのかな」と検索していた過去の自分に伝えたいのは、
“日本語教師”は、海外での暮らしを現実に変えてくれる、一番やさしい入口かもしれないということです。